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2004年12月15日発売 ユニバーサル・ノイズ/ビーツン・カラーズ WNCJ-3303 ¥2.500 |
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デキシー、スイング、ビ・バップ、モード、フリー、フュージョン・・・、思いつくまま列挙したら、ジャズにもこれだけ異なるジャンルがある。でも、それぞれに言える事は、常に時代背景の中で自然に発生し、「最先端」と呼ばれ、その時代の最もヒップな人達に愛されたと言う事。しかし、僕はジャズ界に身を置いていて、今、「ジャズ」というジャンルに、上記のような、最先端が生み出すエキサイトメントを殆ど感じない。多くの音楽家が「時代と共に新しいものを作る」という生みの苦しみを完全に放棄してしまっているから。 じゃ、「ジャズ」というワードを外してみればどうだろう?僕がそういった一種の興奮を覚えたものが「クラブ・ミュージック」だった。ちょっと前なら、そのチープな打ち込みと変化の無いコード進行やリズムのため、ジャズ好きの僕にとっては非常につまらないものだった。しかし、あれよあれよと言う間に進化を遂げ、しかも、クラブ・シーンの主人公であるDJ達が、ジャズを取り上げ、我々に急速に接近してきたことで、ここ最近のクラブ・ミュージックと言うものにも、「オ!」と思わせるものが出て来た。 そこで、僕自身もクラブDJに接近してみようと思うようになった。お互い歩み寄る事で、新しいモノが作れるんじゃないかという期待を持って。 クラブ・ミュージックというものにも、それなりの歴史やマナーというものがあり、そこから外れると、クラブ・ミュージックでなくなる・・と言う事実に気付くまで、そう長い時間は必要ではなかった。 今回、アルバム制作においてDreddy Dをはじめ様々な人々の協力により、この作品をダンスフロアに流せるレベルまで持って来れた事は非常に嬉しく思うし、自分のキャリアの中でも素晴らしい経験の一つになるに違いない。 しかしながら、僕はクラブ・シーンに迎合するつもりはないし、制作する上で、「創造性」という観点から言うと、ストレスを感じなかったわけではない。僕にすれば、クラブ・シーンはどちらかと言うとポップよりの世界だし、まだ歴史も浅いためか、ヒットした曲をお手本にして制作しなけりゃ認めないような、度量の狭さを、まだまだ感じる。これじゃ、「バップ以外はジャズじゃない!」って言ってる、頭の固いジャズ・ファンと同じだよ! 僕は新しい事がやりたくて、このシーンに参入したんだ。
この音楽をジャズと認めたくない人、クラブ・ミュージックだと認めない人、様々な意見は有ると思う。それは一向に構わない。僕はただ、時代背景の中で、自然にアタマの中に流れたものを音楽にしているだけ。これを商品化してくれた、レコード・カンパニーとこのアルバムを買ってくれたリスナーの勇気に心から感謝したい。
宮地傑 |
Universal Noizzが目指すのは鑑賞出来るクラブ・ミュージック! フュージョンやファンクに心酔した世代から、先入観なしで音楽を受け入れるクラバー達まで、様々なジャンルを超越したオリジナル・チューンとHip Hop、House、Broken Beats等、多種多様なクラブ・ビーツで強力にアピールする、最先端クラブ・ジャズ。 《メンバー》
《曲目》 1.Searching Another Land
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