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【2020.5.13発売】《アルバム》「ブエノスアイレスの空」/槇本吉雄&尾尻雅弘 Yoshio Makimoto & Masahiro Ojiri GWNF-1007

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《NOTE》

フルート&ギターというシンプルな構成から引き出される表情豊かなサウンド。

第3弾の本作は、南米クラシック音楽の爽やかな流れを感じる至高の作品!

1作目「そして、海へ・・・」では、武満徹の世界を存分に引き出し、続く2作目ではロバート・ビーザー作曲「マウンテン・ソングス」を全曲収録。海から山へ、日本からアメリカへステージを移したフルート・槇本吉雄、ギター・尾尻雅弘の二人が、本作では、南米作曲家による作品を取り上げ収録。

南米クラシックの爽やかな音楽、ラテンの空気が感じられるリズミカルな音楽と、楽曲によって次々と表情を変えていく。

また、本作も尾尻氏のオリジナルアレンジによる、アルベルト・ヒナステラ作曲「ミロンガ~忘却の木の歌」は他では聴けない唯一無二の作品となっており、今後の二人の活躍に目が離せない。

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《曲目》

■ Máximo Diego Pujol/ Dos Aires Candomberos
マキシモ・ディエゴ・プホール/カンドンベロスの2つの歌

1.

Nubes De Buenos Aires
ブエノスアイレスの雲

2.

Candombe De Los Buenos Tiempos
古き良き時代のカンドンベ

■ Máximo Diego Pujol / Suite Buenos Aires
マキシモ・ディエゴ・プホール/ブエノスアイレス組曲

3.

Pompeya
ポンページャ

4.

Palermo
パレルモ

5.

San Telmo
サン・テルモ

6.

Microcentro
ミクロセントロ

7.

Heitor Villa-Lobos /Bachianas Brasileiras No.5 -Aria-
エイトル・ヴィラ=ロボス/「ブラジル風バッハ 第5番」より アリア

8.

Heitor Villa-Lobos / Distribuçào De Flôres
エイトル・ヴィラ=ロボス/花の分配

9.

Heitor Villa-Lobos / Modinha
エイトル・ヴィラ=ロボス/モジーニャ

■ Celso Machado / Musique Populaire Brasilienne
セルソ・マシャド/ブラジル民謡曲集

10. Paçoca  (Choro)
パソーカ (ショーロ)
11. Quebra Queixo  (Choro)
ケブラ・ケーショ (ショーロ)
12. Piazza Vittorio  (Choro Maxixe)
ヴィットリオ広場 (ショーロ・マシンシュ)
13. Alegodão doce  (Samba)
アルゴダオン・ドーシ(サンバ)
14. Sambossa  (Bossa Nova)
サンボッサ (ボサ ・ノヴァ)
15. Pé de Moleque  (Samba Choro)
ペ・ジ・モレーキ (サンバ・ショーロ)

■Astor Piazzolla / Histoire du Tango
アストル・ピアソラ/タンゴの歴史

16.  Bordel 1900
娼家 1900
17.  Café 1930
カフェ 1930
18.  Night-club 1960
ナイトクラブ 1960
19. Concert D’aujourd’hui
現代のコンサート
 20.

lbert Ginastera / Milonga “Canción al árbol del olvido” Op.3-1
アルベルト・ヒナステラ / ミロンガ「忘却の木の歌」 作品3-1

《DATA》

録音   GROOVE STUDIO 

2020年4月29日 発売

¥2,500(税込み)¥2.273(税抜き)

製品番号 GWNF-1007

POS 4523177810075

Produced by Yoshio Makimoto & Masahiro Ojiri & Keiichi Sato

Recording Engineered by  Keiichi Sato

Mix & Mastering : Keiichi Sato

Recorded at Groove Stidio

Photos : Naoto Saimyoji

Design : Takamu Watanuki

Special Thanks : Ichiro Ito & Toshie Ito

CDに寄せて

    私たちの友人である槇本吉雄さんと尾尻雅弘さんによるデュオの待望の第三弾のCDが出た。第一弾の「そして、海へ」、第二弾の「マウンテン・ソングス」に続く第三弾のCDのタイトルは「ブエノスアイレスの空」。海を渡り山に登り、そして今度は雲の上まで駆け上ったお二人は、今回もスリリングな駆け引きを楽しむかのような緩急自在の名演で私たちを惹きつけてやまない。

   お二人の三枚目のCDは、南米の瑞々しい息吹に溢れる一枚である。ブエノスアイレスの頭上に広がる真っ青な空。そこを流れる白い雲は遠い草原の彼方から流れてきて、今高みから下に広がる古い町並みを見下ろしている…   そんな風景が浮かんでくる。 

 フルートとギターの生き生きとしたやりとりの間に流れるそこはかとない哀愁、

都会の喧騒の中の土の匂いはいつか空に消えていく・・・

   今回も一人でも多くの人に聴いて頂きたい一枚になった。


2020
 桜の蕾膨らむ吉川にて

    伊東一郎(早稲田大学名誉教授)

    伊東壽恵(音楽玉手箱 主宰)